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不動産ファンドは、そろそろ終わりか?

6日(日)夜9時放送のNHKスペシャルを見ました。
『巨大マネーが東京をねらう』-オフィスビル争奪戦の舞台裏・外資の投資戦略-

セキュアード・キャピタル・ジャパン株式会社の舞台裏を見せる構成になっていました。
番組前半の印象は、「東京はすごいことになっているぞ」「東京の不動産価格はまだまだ上昇するぞ」というメッセージを発信しているかのようでしたが、後半は、それとは反対の印象を受けました。

ファンドに組み込むためのビル価格が上昇しすぎて、仕入れができない。その結果、海外投資家に約束した利回りが確保できないので、もっと利回りが低くても満足する日本の機関投資家にファンドを売り込む。それも栃木県の小さな信用金庫に。印象的だったのは、信用金庫の理事長さんが、セキュアード・キャピタル・ジャパンの担当者に対して、この信用金庫を選んでくれてありがとう、というような趣旨の発言をしていたことです。買ってくれてありがとう、ならよくわかる話ですが、売ってくれてありがとう、と言っているんですよ。バブルの頃と一緒ですね。あのころも、物件の争奪戦が激しくて、売ってくれてありがとう、という雰囲気が強くありました。

それとカリフォルニアの年金基金でしたっけ、5年後には投資先を日本から中国へシフトしているだろう、というような話もありました。先の栃木の信用金庫さんが購入したファンドは、5年程度解約できない商品でしたよね。もしも、海外の投資家が、本当に日本の資金を引き揚げて中国に流れ込んでいけば、5年後はどうなっているのでしょう。

東京は、ビルの価格が高すぎてこれからは地方だ、と締めくくっていました。これもバブルの頃と一緒。
久しく東京には行っていませんが、画面で見る東京の街の姿は、大阪の街の風景とは明らかに違っていました。
ビルのボリュームも全然違います。また大阪は、御堂筋や堺筋などの主要幹線道路にしか、大きなビルが建っていませんが、東京は裏通りまで、でっかいビルが建ち並んでいます。札幌、名古屋、大阪、福岡、地方と言ったって、競争力のあるビルは、それぞれの街で数えるほどしかありませんからね。

大阪も多少は、ファンドの資金が流れ込んできて、ビルやマンションを買収しているようです。しかし、大阪発祥の企業がどんどん東京に本社を移しているこのご時世に、大阪でのビル需要はたかだかしれていると思います。それでも大量のマネーが流れ込んでくるようなら、それはやっぱりバブル末期の症状なのかもしれません。

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