« 2月24日(火) 阿倍野区PTA協議会男性代議員の集い | トップページ | トキの焼き鳥 »

『最初に父が殺された』  ルオン・ウン著

51v3zsn9fbl__ss500_ 題名 最初に父が殺された 飢餓と虐殺の恐怖を越えて
著者 ルオン・ウン
訳者 小林千枝子
出版 2000年9月
発行 無名舎

今年7冊目。読むのに1ヶ月ほどかかってしまいました。難しい本ではありません。悲しい本です。ページをめくるのが嫌で、読むのに時間がかかってしまいました。でも、ぜひ読んで欲しい本です。1975年から1979年に、カンボジアであったポル・ポトによる大虐殺の生存者の話です。著者は、首都プノンペンで、家族9人で暮らす、幸せな5歳の女の子でした。それが、ポル・ポトによって家族が引き裂かれ、サブタイトルにあるように飢餓と虐殺の恐怖に耐える少女時代を過ごしました。著者は言います。「あなたがこの時代のカンボジアに生まれていたとしたら、これはあなたの歴史になったかもしれない。」折しも、10日ほど前から、当時のポル・ポト派幹部の戦争や人道に対する犯罪行為を裁く国際裁判が始まりました。ポル・ポトはすでに病死してしまいましたが、残る幹部もすでに高齢化しています。今までは、国民が融和するために、この暗黒の時代のことにはふれず、裁判も行われませんでした。しかし、平和を手に入れ、これからも守り続けるためには、過去を振り返り、事実を明らかにし、そして罪を裁かなければ、同じことが繰り返されるかもしれない、という考えに国全体が変わったようです。裁判の様子は、新聞各紙にも詳しく報道されています。ぜひ、この本を読んでいただき、裁判の行方にも注目していただきたいと思います。それが、日本が平和な国であり続けるための大切な作業であると思います。

« 2月24日(火) 阿倍野区PTA協議会男性代議員の集い | トップページ | トキの焼き鳥 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2月24日(火) 阿倍野区PTA協議会男性代議員の集い | トップページ | トキの焼き鳥 »

フォト

最近読んだ本

無料ブログはココログ