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町家の実測調査 (堺市堺区九間町東1丁)

7月11日(土)

堺市堺区九間町東1丁で、売却のご相談を受けています。15代続いた仕出し屋さんのご自宅兼お仕事場です。虫籠窓のある古いりっぱな町家です。ご家族の中での伝承によると江戸時代建築の建物であるとのことでした。ご所有者の希望は、この古い建物を使ってくれる人に売却したいとのことです。ある大学の先生のご紹介で、当社にてお手伝いさせていただくことになりました。

すでに水面下にて売却に向けての活動を始めておりますが、今回の案件での最大のポイントは、その古い建物に付加価値を見いだしてくれる方を見つけることにあります。親しい不動産業者に話しましたが、江戸時代の建築の可能性がある、と話しをすると「その家は建っているの?」と言われる始末です。つまり、朽ち果てる寸前のボロ屋を想像したのだと思います。

そんな逆風の中で、ご所有者に満足していただける結果を出すためには、この古い町家をブランド化しなければならないと考えました。そのためには、家族間の伝承だけではなく、大学等の専門の研究者にちゃんと調査していただく必要があります。今まで、何度か調査のチャンスがあったようですが、ご商売繁忙のためお断りをしておられたそうです。

そこで今回、大阪市立大学の親しくお付き合いさせていただいている方のご紹介で、別の大学の教授をされておられる先生と研究者の方々に調査をしていただくことになりました。7月11日(土)午前11時から14時30分まで、休憩もとらず、現地建物の詳細な実測と調査をしていただきました。本来なら、天井板をめくって棟札等を探すのかもしれませんが、たまたま天井の一部が無い建物で、棟木が露出している状態だったので、そこまでは行いませんでした。

建物の実測調査に立ち会ったのは初めてでした。午前中で、失礼するつもりでしたが、結局最後まで見学させていただきました。実測の様子については、また改めてここに記載するつもりです。今回の実測調査にて判明したのは、断定はできないという前置きはありますが、建築の時代は当初の予想よりも新しく、明治時代の後期から大正時代の可能性が高い、とのことでした。江戸時代ほどではありませんが、それでもりっぱなものです。私が活動している町は、昭和の初めに形成された町なので、そのほとんどが昭和初期以後の建築です。ごく稀に大正時代の可能性のものが残っている程度です。

売却する建物についてや、その状況について、このブログに追々掲載します。乞うご期待。

 

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