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岸裕司さん著の『学校を基地にお父さんのまちづくり』を読み終えました。
習志野市の埋め立て地にできた新しい小学校を、保護者と地域のお父さんパワーで子どもも大人も地域の人も先生も、みんなが楽しめる場所にどんどん生まれ変わっていくお話です。
ちょうど私たちのやっている『長池おやじの会』のような組織を核に、回りの人を巻き込んで行きます。
著者の岸さんは、PTA会長も経験され、現在は習志野市・秋津コミュニティという組織の会長をされています。
大阪市の事業である『はぐくみネット(小学校区教育協議会)』のようなスタイルの活動です。
4月30日にPTA会長を退任した後は、5月からその『はぐくみネット(長池小学校区教育協議会』のコーディネーターという役職につきます。
そのための参考書と思い買い求めましたが、どんぴしゃりでした。
参考書というよりもマニュアルに近いくらいの良書です。
5月5日の夜、長池おやじの会で、地域の照明について考える企画をスタートさせることになりました。
昨年から、私の住んでいる町(昭和町3丁目~5丁目・長池町)で連続放火事件が発生し、自転車のカバー等に被害が多発しました。
幸い、犯人は検挙され、ここしばらくは安全な町に戻っています。
しかし、その連続放火の最中、放火魔に狙われるのは、町の灯りが暗いからではないか、という予想に基づいて、メンバーでいろいろと話し合いを持ちました。
その結果、まずは町の灯りをちゃんと調べてみよう!ということになりました。
それも、昭和町4丁目5丁目にまたがる、元昭和本通り商店街の街路灯が、ゴールデンウィーク明けに撤去されることが決まったからです。
この商店街は、以前私が子どもの頃はたいへん賑やかな商店街でしたが、今は商店は数件しか残らず、商店街は事実上、解散したか休眠状態と聞いています。
しかし、地域で最も明るい通りとして、塾に通う子どもや女性は、好んでこの道を通ることもあり、沿道に住む人たちの資金で維持されてきました。
しかし、ベースになる商店街時代の基金も底が見えてきて、今、余剰金がある内に、撤去しなければ、将来、街路灯の柱が腐食してきたときに撤去する費用がなくなる、という厳しい選択を迫られたようです。
それで今回、やむなく撤去となったと聞きました。
長池おやじの会では、まずこの昭和本通りの現在の明るさを測り、消灯後の明るさと比較して、町の灯りについて考えることになりました。
写真は、地元の中谷電工さんにお願いしてお借りした照度計です。
その他の電気屋さんにも他のメンバーが声をかけて、照度計をお借りするようです。
長池おやじの会は、以前、連合町会・長池小学校PTA・昭和中学校PTAと共同で、地域防災について考える講演会を企画したことがありました。
今回の企画の最終目標は走りながら考えますが、まずは町の灯りに着手します。
昨日、作家・開高健の育った家を見学してきました。
現在は空き家で、某博物館と某大学が建物の実測調査をするということで、同行させていただきました。
場所は、東住吉区の近鉄北田辺駅からほど近い場所です。
下町のどこにでもある長屋の風景ですが、室内は、建築された昭和7年当時のまま残されています。
前栽と中庭があり、敷地の一番奥に離れで浴室とトイレがあります。
昭和7年当時、浴室のある家はかなり珍しかったと思います。
特徴的なのは、1階奥にある8帖の客間の壁裏にあります。
この部屋にお客様を通しているときに、家人がトイレに行こうと思うと、お客様の部屋を通らなければなりません。
これは、間口の狭い、この付近の長屋の宿命です。
しかしこの家は、その8畳間の壁裏に幅50cmほどの隠し廊下を設けています。
つまり、お客様の前を通らずとも、この隠し廊下を行けば、トイレや浴室に行くことが出来るというものです。
良く2階に上がり下がりする階段を前と後ろに設けている長屋がありますが、それも客間を通らずにトイレに出入りすることができる仕組みです。
それと同じ考えですが、隠し廊下というものは初めて知りました。
残念ながら、室内の写真を公開することはできません。
空き家となったこの大作家の家を、何らかの方法で、有効活用し、未来永劫、保存することが出来れば良いな、と思います。
昨日、長池小学校PTA決算総会が開催されました。
決算報告の承認、PTA規約の改正、新年度役員の承認等が主な内容です。
すべて、滞りなくご承認いただき、無事に終えることができました。
特に今回の総会では、平成14年以来のPTA規約改正という大きな議題がありました。
1年前から準備を始め、今年になってから役員会や実行委員会で活発に議論しました。
主な改正内容は、3年前から始まっているポイント制度と、2年前から始まった各常置委員会の委員長と副委員長を常置委員の互選制で決めるというものです。
実際の制度と規約が異なっていたので、今の制度をはっきりと規約化するのが目的でした。
50人程度の参加者を予想していましたが、フタを空けると100人を超える方々が参加してくれました。
規約の改正に反対するために、みんなそろって参加しているんだったらどうしようと、ガラにもなく緊張しましたが、特に反対意見もなく、拍手でご承認いただきました。
新年度役員を承認していただく人事案件も無事に可決されました。
これで、新年度のPTA会長を含む人事が決定したので、私は4月30日をもって、退任することとなりました。
上の写真は、総会終了後に共に頑張ったPTAの役員さんたちからいただいたお花です。
感激もひとしおでした。
長池幼稚園のPTA活動から通算で、11年に及ぶPTA活動。
私としては、じゅうぶんな達成感もあり、また幼稚園も小学校も、次に続く人を育てることができたので、安心しています。
今後は、PTA活動を外野から応援しつつも、やってみてわかったPTA活動の疑問点などもゆっくり整理していきたいと思います。
最後に、この2年というもの、PTA会長の職務が忙しくて、仕事関係のお客様や取引先、そして私のライフワークであるボーイスカウト関係者には、たいへんご迷惑をおかけしました。
この2年間で、当社を離れていったお客様。また、本当に忙しいときに仕事のご依頼をお断りしなければならなかったお客様に、心よりお詫び申し上げます。
まずは仕事。しっかりと仕事をして、信頼を回復したいと思います。