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『地域ブランドマネジメント』 電通abicproject編

Photo『地域ブランドマネジメント』 電通abicproject編

 田辺大根、長屋…、私の町の地域資源を活用していく方法を考えているときに、この本に出会いました。この本の帯にはこう書いています。

 日本に埋もれるな。
 さぁ、あなたの地域にしかない資産でもっともっと魅力的な地域にしよう。
 都会なんかに遠慮せずに、もっともっとおもしろい地域になろう。
 この本は、地域のために頑張るあなたをお手伝いする本です。

 全8章からなるこの本のうち、第1章から第3章は少し論文ぽくって、とっつきにくい印象の本でしたが、第4章以後、全国の様々な事例が紹介されるとぐいぐいと引き込まれる内容でした。

 印象に残った部分を引用します。

 サイトスペシフィック・アートは、次のような三つの特徴を持っている。一つ目の特徴は、通常の芸術作品と異なりアトリエでつくるものではなく、その地で創作されるために、アーティストは創作のために直島に訪れなければならないということである。第二は、地域資産との対話性である。アーティストは自然や地域を素材として創作活動を行うために、直島にただ訪れるだけでなく直島の風土や文化に触れ対話を重ねながら作品を作りあげていかなければならない。第三は、地域の人々との交流が必然的に生まれることである。アーティストの創作活動は、地域の風土や文化を利用した大がかりな創作活動になるため、単独で活動するのは難しい。地元の人々と関わり合いながら協働的な活動になることが多く、アーティストと地元の人々の文化的な交流が自然に生まれるのである。(P99 直島)

 また、工房でつくられているハムがあるコンテストで金賞を受賞したというようなニュース性のある情報をそのまま流すのでなく、その受賞までの努力をストーリーとして提供することで、マスコミの先にあるわれわれにドラマ的なアプローチを行っている。(P139 モクモク手づくりファーム)

 さらに地域コミュニティにおいても、その構成員は必ずしもその地域に根ざす主体に限られるものではなくなっている。コミュニティの始まりをかたちづくるのはその地域の居住者や組織化もしれないが、ある地域の資産やそれが醸し出す価値を尊重する主体であれば、当該地域コミュニティの構成員となりうるだろう。情報・運輸技術の発達によって容易に遠方の地を訪れたり、その土地の人々と交流することができるようになった現在、現実的に考えても地域コミュニティの構成員はその地域に限定されるものではない。(P163)

 企業と地域の好ましい関係は、両者のブランド構築にあって、双方向的、つまり企業も地域ブランドの構築に貢献するし、地域も企業ブランドの構築に貢献するという立場である。(P203)

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