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今年も田辺大根がスタートしました

Photo  今年も田辺大根の季節がやってきました。昨日、大阪市立長池小学校の6年生が田辺大根の種まきを行いました。今年で5年目を迎える地域ボランティアによる総合学習支援のスタートです。3ヶ月間、12月上旬の収穫に向けて、6年生の奮闘が続きます。

 昨日、6年生の授業支援に入ったのは、山本・桂・平井・私の地域ボランティア4名です。それぞれ仕事を持つ身なので、学校にお願いして1時間目に種まきをさせていただきました。

 このブログに何度も書いていますが、私たちの役割は6年生に栽培方法を教えること。毎週木曜日に行われる「ふれあいタイム」という全校児童による共同農作業の時間に向けて、事前に6年生に対してその週のふれあいタイムの作業について詳しくレクチャーを行います。事前にレクチャーを受けた6年生は当日、縦割り班の1年生から5年生に対して実際の作業を指導するという仕組みです。

 6年生への指導はその全員を4つの班に分けて行います。ボランティアもちょうど4名です。始めに畑の横で今日の作業手順とこれから3ヶ月の心構えのようなお話をさせていただきます。次に6年生の研修用の畑に全員を集めて、大人によるデモンストレーションを行います。指導は桂氏。6年生の班長役は平井氏。そして5年生以下の班員役には急遽、教育実習にこられていた学生さんお二人に経験していただきました。お二人とも当然、田辺大根の種まきは初めてなので、生徒役としては最適でした。

2  デモンストレーションの後は、6年生全員が実際に種まきを行います。転入生以外の6年生は過去5回田辺大根の種まきを経験しています。しかし、誰かに見守られながら種まきをするのと、自分がその見守り役や指導者としての役割を担わなければならないとなると、話は大きく異なってきます。自分で勝手に作業を進めるのではなく、わかりやすく教えなければならないのです。そして、全員がちゃんと正しく種まきが完了するようにすべてに気配りをしなければなりません。

 ひとつひとつ、作業の注意事項を教えたつもりですが、ちゃんと理解できたのでしょうか?やや不安が残ります。まあ毎年のことなのですが、最初はだいたいこんなもんです。木曜日の「ふれあいタイム」の混乱というか、もしくは混沌とした時間を過ごすことによって、6年生に火がつきます。わかりやすく言うと「えらいこっちゃ」ということに気がつくということです。

 実際、昨日の6年生の大半は指示待ち型で、我々が作業を説明しても自ら進んで動こうとする児童はごく少数しかいません。私たちゲストティーチャーとして参加している地域ボランティアは全員、仕事や何らかの活動で、社会と積極的に関わっているメンバーばかりです。その日々の生活の中で、これから社会において求められる人材とは?というようなことをいつも感じながら過ごしています。学校教育と異なる部分でお役に立つことができたら…。私たちが教えているのは田辺大根の栽培ではありません。そのことは単に手段に過ぎません。むしろ田辺大根の栽培を通じて、自ら問題を提起したり課題を見つけて、それに対して仮説を立てる。そして問題を解決するために行動し、結果を評価する。そしてまた仮説を立てて行動する…。このようなことができる子どもたち、そして将来の人材を育てたいと思っています。ちゃんと自分の班をマネジメントし、結果として全員にちゃんと大根を1本ずつ持って帰らさなければならない。その経験を通じて、天才があらわれることを夢見てお手伝いしています。

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