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約80年間、風雪に耐えた灯籠。荒れた庭に凛と立つ姿はいつまでも忘れない。

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大阪市南部の阿倍野区や東住吉区の長屋を特徴付ける写真です。大阪市内各地には、戦災を免れた長屋群がたくさん残っていますが、西田辺~昭和町周辺の長屋は、他の地域とは異なり、お屋敷の様式をふんだんに取り入れた長屋が多く建築されました。そのほとんどは、大正時代の末期から昭和10年頃にかけて建築されたものです。

間口はせいぜい二間(約3.6m)から二間半(約4.5m)程度しかない庶民のための住宅でしたが、そのファサードには、りっぱな門と塀がしつらえてあり、室内には必ず1ヶ所は床の間や...
違い棚が設けられていました。1階と2階にそれぞれ床の間がある家も多いですね。また、この写真の通り、長屋の前や裏に前栽(せんざい・前庭のこと)があり、どこのお屋敷か料亭やねん!というような灯籠もオプションではなく標準装備されていました。

この写真の灯籠が立つのは、先週の土曜日に建具を大量に頂戴した長屋です。今日、現地を見に行ったところ、解体工事用の足場丸太が組まれていました。解体される長屋は7棟計18戸。すべてほぼ同じ間取りで、ほとんどの家に同じ灯籠が残っていました。古い建物がいずれ取り壊されるのはやむを得ませんが、せめて、ここでどのような生活が営まれていたのか、調査だけでもやっておきたかったと後悔しています。
(阿倍野区阪南町1丁目)

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07.長屋・町家」カテゴリの記事

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