玄関を開けると、そこには階段しかありません。
大阪で文化住宅と言われる建物です。
他の地方にはあまり見られないと聞きます。
木造の2階建で、個別の玄関を確保しながら、上の階と下の階にそれぞれ住戸を確保する賃貸住宅です。
2階の住戸は写真のとおり、玄関を開けるといきなり階段です。
階段がある、というよりも階段しかありません。
どのような経緯でこのような建物を文化住宅と呼ぶようになったのかは知りませんが、大阪、特に阿倍野区にはまだたくさん残っています。
この文化住宅の2階の募集を行います。
ただ、普通に募集をしても面白くないので、なにか仕掛けを考えたいと思います。
今日、ご近所に住む設計士の伴さんに室内を見ていただきました。
協力をお願いしたところ快諾いただきました。
家主さんにこちらの考えを説明し、きちんと予算を確保するのはこれから。
でも、このような建物に新しい息吹を与えて活用していくことは、家主さんにとっても、建物にとっても、そして町にとっても良いことと信じています。
予算規模的には小さな仕事ですが、良い仕事をしたいと思います。
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