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まちづくり系のお仕事@丸順不動産(その7) 佐野家住宅

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まちづくり系のお仕事@丸順不動産(その7)

地域の建物を活用する際、その建物を借りてくれる人を先に見つけてから工事を行う。既存建物のリノベーションなどで、まちづくり系の仕事をさせていただくときの私の大原則です。そのきっかけとなった仕事が、阿倍野区阪南町3丁目で、登録文化財に指定された「佐野家住宅」プロジェクトでした。

昭和5年建築の建物で、外洋航路の船員さんが引退後に生活するための住宅として建築しました。二戸一の連棟構造で、写真の右側が家主さんの住まい。左側が引退後の収入を得るための貸家として建築された建物です。長らく空き家となっていましたが、ここで幼少の頃を過ごした家主さんが、登録文化財になったことをきっかけに、この建物を地域に役立てながら、維持をしていきたいと当社にご相談にこられました。

ちょうどその頃、地元の社会福祉法人が障がい者の生活訓練所を開設できる建物を探していたので、当社にてこの建物を提案をさせていただきました。建築士さんに依頼し、リノベーションプランを作成。社会福祉法人のニーズを実現するために、家主さんに投資をお願いし、逆に投資を回収するまでの期間は解約をできないという内容の定期借家契約を締結しました。それぞれのニーズを実現しながらも、リスクをある程度コントロールするためです。社会福祉法人には万が一、この訓練所を閉鎖しなければならなくなったときのために、転貸しを可能とするオプションも付けています。

このような貸し方の実績が無い私にとっては、少し荷が重い契約内容でしたが、地域に貢献したいという家主さんの思いと、数十年前から地域に根ざして、しっかりと福祉事業を行ってきた法人の信用力に後押しされ、実現したプロジェクトです。(2006年契約・阿倍野区阪南町3丁目

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