昭和町にもあるリアルな空き家問題
空き家や立地条件の悪い店舗物件を上手に活用してくれる人が増えて活気が出てきた昭和町エリア。一見、空き家問題とは無縁な地域に見えますが、個別の建物を丁寧に見ていくと、じつは結構たくさん空き家があります。
先日、家主さんからご相談があり、某所の空き家を見てきました。表から見ると、端正な戦前長屋なのですが、裏に回ると、壁は崩れ、庭はジャングルで、しかも室内にまで植物が侵入している状態。
昭和町エリアの戦前長屋は、エリアの価値を高めるためにとって大切な地域資源なので、できるだけ保存・活用したいのですが、この物件はなかなか強敵でした。リスクを負わない私が軽々しく残しましょう・活用しましょうと言える訳も無く、ただ単に保存活動をしている人にならないように気をつけています。保存と活用にはやはり算盤が大切。経済合理性を超えたところで活用しても持続せず、いつかは破綻してしまいます。
解体工事を前提として動き出していますが、まだ結論を出すには早いので、じっくりと頭の中の引き出しをひとつずつ開け、もがき苦しみながら打開策を考えてみたいと思います。
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