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広島の豪雨被災地を見てきました

一泊で広島に来ています。目的は3つ。
1.一人暮らしをしている長女に会う
2.頻発する豪雨災害の現場を見に行く
3.今が旬の牡蠣を堪能する


長女に広島駅まで迎えに来てもらい、最近、広島のご当地グルメとしての地位を確立しつつある汁無し担々麺を食べに。広島県警本部のすぐ近くにある『くにまつ』。

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最近では、平成26年8月と昨年7月に豪雨災害のあった広島県。どちらもたくさんの方が犠牲になりました。その現場の地形を見ておきたかったので長女に時間を作ってもらいました。別に地形の専門家ではありませんが、仕事柄、郊外の住宅地を見て「こんな崖下に分譲地を作って大丈夫か?」と感じたりすることが多いので。

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最初に連れてきてもらったのは平成26年8月豪雨の被災地。安佐南区八木地区です。災害から4年経過し、当時の爪痕はほとんど残っていません。ところどころに、建物が解体された跡とひとめでわかる空き地がある程度です。ここでは土石流の原因となった沢筋に巨大な砂防ダムを建設する工事が行われていました。新聞記者をしている長女がお世話になっている災害復興交流館『モンドラゴン』の方にお話を伺うことができました。災害前と直後の航空写真が展示してありました。現地をゆっくりと歩いていると、住宅地の中に5~6基程度の小さな墓地が数十メートルの間隔をあけて点在しています。大きな被害はその墓地より上の斜面に集中していたようです。昔の人たちが集落の端に設けた墓地よりも上の斜面を開発して住宅地を造ってしまったのではないか?そんなことを感じました。


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続いて向かったのが、昨年7月に豪雨災害のあった安芸郡坂町小屋浦です。呉市の近く。ここでは土石流が砂防ダムを破壊し、15人の方が犠牲になりました。こちらは災害からまだ半年。とてもカメラを向けることができないようなひどい状況です。瓦礫と化した家。土石流が流れ込んだために1階部分のみ激しく損傷している家。解体工事中の家や点在する空き地。ボランティアの方たちが復旧活動のお手伝いをされていました。破壊された砂防ダムまでは行けませんでしたが、集落の地形を見る限りは大規模な土石流に襲われるような地形ではありません。おそらく、砂防ダムが破壊されることによって、エネルギーが大幅に増幅されたのでしょう。


災害被災跡地、戦争跡地など、人類の死や悲しみを対象にした観光のことをダークツーリズムというそうです。ツーリズムという単語を見ると、なんだか物見遊山的なお気楽な雰囲気が漂いますが、不動産や開発に関わる者としては、必要以上の開発を戒めるという感覚を心の中にしっかりと刻む上でも見に行って良かったと思いました。

3つめの目的。牡蠣については続編で。

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