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売り物件が増えてきた?

町を自転車で走っていると、「売家」や「売土地」の看板をたくさん見かけるようになってきました。ネットで検索しても、阿倍野区に関しては確実に登録物件数が増えていると思います。中古マンションだけは品薄のようですが…。

売り出しの価格も少し上昇傾向にあります。しかし、日々の営業活動の実感としては地価が上昇しているというような雰囲気はありません。

地価は基本的には需要と供給で決まります。物件の数が少なくなると上昇し、市場に物件がだぶついてくると下がるのが基本です。なのに今は、物件が増えてきているのに売り出し価格だけが上昇している。

阿倍野区内の人気のある学校区では、物件を提供しようにもひとつもなかったり、あっても希望からかけ離れた物件しか無い、というような状況もかつてはありましたが、現在はストライクの物件はなかなかありませんが、とりあえず訪問のきっかけになりそうな物件はいくつかチョイスできます。

売却希望の人が増えているのは確かでしょう。そして、商売の種にしたい不動産業者さんが高値で売却依頼を受けているのも事実としてあると思います。

震災の影響などを考慮すると、短期的に地価が上昇することは無いと思います。今、阿倍野区の売土地情報をすべて収集し、現地を確認、そして資料化することを進めています。今後継続して、阿倍野区の地価について慎重に見極めていきたいと思います。

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