『リノベーションの教科書』を読了

今年の春、学芸出版社から発行された『リノベーションの教科書 企画・デザイン・プロジェクト』を読了。第12章・エリアのリノベーションのページで昭和町の取り組みにつても掲載していただいた関係で、出版社より献本をいただいていました。
発売後に心斎橋のスタンダードブックストアにて、共著者の皆さんが一堂に会するトークショーがありました。その際に、神戸芸術工科大学の川北先生に指名された際にも話しましたが、教科書としては秀逸な一冊です。世間一般的にはリノベーションを『格好良くする』のが目的としかとらえていない人が多くて、建物の用途を変更することによって、建物そのものや、地域社会の課題を解決するための手段としてのリノベーションという感覚が乏しいのが現実です。この本はその手段としてのリノベーションがふんだんに語られています。そして、実際にリノベーションを実施するについての手順や考え方が図版を多用してわかりやくす解説されています。
大阪市立大学・近畿大学・神戸芸術工科大学の先生方によるこの本は、おそらくそれぞれの大学等で教科書として使用されることと思います。この本で多くの学生さんたちがリノベーションを学ぶことによって、骨太のリノベーション従事者が増えることでしょう。
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