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堺市の上野芝向ヶ丘町で空き家活用のご相談がありました

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先日、ネットをご覧になったお客さまから、ご家族が所有している空き家の活用についてご相談の連絡がありました。
場所は、堺市の上野芝向ヶ丘町。
閑静な住宅地として大阪では有名な場所です。
ここに、昭和初期に建築された長屋がその対象建物です。
長期間、大がかりな手入れをしていなかったので、大屋根の庇が垂れ下がり、瓦が落ちそうになっていました。
上の写真がそれです。
行政から対応を求める書面が届いたのがきっかけで当社にご相談いただきました。
残せるものなら残して活用したいというご希望でした。
屋根や外壁は損傷が進み、外観から見ても一部の柱が沈み込んでいるのがわかる状態でした。
雨漏りもあり、おそらくシロアリにもやられていると思います。
在来工法や伝統的な建て方をしている木造の建物は費用さえかければどのような状態でも修復は可能です。
ただ、誰が想像しても新築するほどではないにしても多額の費用がかかることは明らかですね。
修復して活用することに経済的な合理性があるのかないのか。
家族の思い出の建物なので合理性は考えずに残したいなどの強いご希望がない限りはさすがの私も残すことはおすすめしないです。
残念ながら、この建物に関しては、行政や他のご家族がおっしゃるとおり、解体することが一番ではないですかとお伝えして帰ってきました。

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上野芝まで出向いて、残念な話をしただけで帰るのはもったいないので、雨降りでしたが周辺を少し散策して帰ることにしました。
上野芝に来たのは10年ぶりくらいではないかと思います。

上野芝向ヶ丘町は、1929年(昭和4年)に、旧阪和電気鉄道(現在のJR阪和線)が開発した分譲地です。
そう、今のJR阪和線は昔、私鉄だったんです。
1944年(昭和19年)に戦時買収で国有化され、国鉄となりそれが現在に至っています。
開発面積は約3万坪だったとのこと。
この頃は、大阪がたいへん発展をとげた時期でもあったので、このような郊外の住宅地は人気があったようです。

以前、この町を訪れたときはまだ、往時を偲ばせる古い建物が少し残っていました。
今回もそれを期待したのですが、時の流れは止められませんね。
もう、ほとんど残っていませんでした。
傘を差しながら、坂道を上がったり下ったりして見つけた建物は下の写真3枚のものだけ。
推測ですが、これらは分譲当時のものと思います。



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斜面地に建っている住宅。見えている部分は2階になります。窓に特徴があります。



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周辺ではひときわ大きいとてもりっぱな洋館でした。写真には写っていませんが煙突もありました。


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阿倍野区や東住吉区でもよく見られる和洋折衷のお屋敷です。

今回のご相談は依頼者に喜んでいただけることもなく、とても残念な結果になりましたが、今までひとりで悩んでいたけど、専門家からちゃんと意見をお聞きすることができて考えがまとまりましたとおっしゃっていただけました。
まあ、お役に立てたということにしておきましょう。

長屋に限らず、不動産の活用でお悩みの方はどうぞ遠慮無くご相談ください。

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