ほろ苦い思い出しかない堺環濠都市北部地区との関わり
堺環濠都市北部地区町なみ再生協議会の総会にて講演をする機会をいただきました。
環濠都市とはなにか。
協議会のパンフレットから引用します。
堺環濠都市地域は、「元和の町割」とよばれる江戸時代初期に形成された短冊形の街区と、内川・土居川が当時の環濠都市の面影を残す、本市を代表する歴史・文化的景観を有する地域です。
この地域では、刃物や線香などの伝統産業も活発に行われ、今もそれら職住一体の生活様式が残っています。
なかでも、堺環濠都市地域の北部は、第二次世界大戦の戦火を免れ、江戸時代以降に建てられた町家が今も数多く残っており、数少ない歴史的なまちなみが残る地域となっています。
その北部地区とは上の地図に赤い点線で囲ってあるエリアを対象区域としています。
堺環濠都市北部地区町なみ再生協議会
http://sakaimachinami.jp/
この地域との関わりは古く、今から13年前に紀州街道に面した町家の保存活用のご相談をいただいたのが最初でした。
この案件は結局、当社で保存の道筋をつけることができませんでしたが現在は『茶寮 つぼ市製茶本舗 堺本館』として残っています。
昨日、講演のあと、久しぶりに見てきました。
茶寮 つぼ市製茶本舗 堺本館
https://tsuboichi.co.jp/store/sakai
もうひとつの案件は、同じく紀州街道に面した酒屋さんの大きな木造倉庫の活用のご相談でした。
今から11年前のことでした。
阪堺線沿線の方たちにはなじみのある建物と思います。
こちらは残念ながら現在は、隣の主屋と一緒に解体されて駐車場になっています。
連戦連敗であまりよい思い出はないのですが、今また紀州街道に面して町家の保存活用に関わっています。
このブログでも何度も書いている、堺市堺区北旅籠町西1丁の内田家住宅です。
築後100年以上経過した堺の町家の保存活用に取り組んでいます(堺市堺区北旅籠町西1丁)
https://marujun.cocolog-nifty.com/fudousan/2022/03/post-fe9121.html
地元の不動産屋さんが頑張ってくれたら私がわざわざ堺市まで行かなくても済むんですけどね。
堺市に残る貴重な町家の保存活用に一肌脱いでくれる不動産会社はないものでしょうか…。
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