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なかったことにされちまうぞ

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ああ なかったことにされちまうぞ

福島県在住の詩人、和合亮一さんの詩から引用された書です。
会場の正面に掲示されていました。

昨日、高槻現代劇場文化ホールで開催された講演会に参加してきました。

広島・長崎から福島へ続く核被害
内部被ばくの危険性を考える

広島の黒い雨訴訟の原告のおひとりである高東征二さんの講演です。
私の長女が毎日新聞の記者をしていて、5年間広島におりました。
現在は4月から大阪本社の社会部に異動になっています。
広島の時代、取材などで高東さんにはたいへんお世話になったそうです。
その高東さんのお話を聞くのと、うちの長女もちょこっと話をするとのことだったのでそれを聞きに行ってきました。


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高東さんは広島市内から1時間半かかる場所にお住まいとのこと。
つまり、爆心地からそれほど離れた場所でも放射性物質を含んだ雨が降ったということです。
国はなかなかそれを認めませんでしたが、高東さんたちの努力により行政を動かし、詳細な調査を経て、いわゆる『黒い雨』が当初の調査よりも広範囲で降ったということはかなり以前に認められました。
その雨に放射線が含まれていて、井戸水や野菜などから放射性物質が体内に入り、内部被ばくをしたということを国に認めてもらうための訴訟が黒い雨訴訟です。

国は、黒い雨が降った地域の方たちが内部被ばくしたという科学的・合理的な根拠がないという理由でなかなか認めなかったそうです。
それを広島高裁は、黒い雨には放射性物質が含まれ内部被ばくの健康被害を重視し黒い雨にあった人は被ばく者に該当するという判決を2021年7月29日に下しました。
国は上告を断念し、判決は確定しました。
被爆者援護法の被害を訴えている人は救済すべきという考えに立ち返った判決だったそうです。

これで、被爆者であることを証明する被爆者健康手帳を取得することが可能になりましたが、基本的には申請主義で、申請しなければもらうことはできません。
被ばく直後から、被ばくしたことを公表すれば差別にあったり、またすでに高齢化していて手帳の取得に積極的ではなかったひとたちを高東さんはサポートするべく、ひとりひとりに声かけをし、被爆者手帳申請のための説明会を実施するなどして後押しをされています。


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脳梗塞の後遺症から言葉が出にくいので、原稿を読ませていただきますとおっしゃった高東さん。

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長女です。

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高東さんにご挨拶すると、それはそれはたいへん喜んでいただきました。
また、会場にいらっしゃったたくさんの方から、良い娘さんをありがとうとか、娘さんにはたいへんおせわになっていますなど、被ばく者に寄り添い真摯に取材する姿勢が高く評価されているようで、父親としてはたいへん光栄な気分になりました。
うちの長女だけのチカラではありませんが、マスコミ各紙が原告ならびに被ばくされた方たちの悲痛な叫びを判決に合わせて報道し続けたことが、国の上告断念につながったという声を聞きます。

今は大阪社会部の事件担当になりましたが、広島を含む内部被ばくを訴える方たちの声を広く社会に届ける活動を続けて欲しいと父は願います。
よちよち歩きですが、ジャーナリストとして歩み出しているようです。

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