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キーボックスは使いません

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写真の道具はキーボックスと言われている鍵を入れる道具です。
家主さんや不動産屋さんではお馴染みの道具。
物件のドアやフェンスなどにこれを設置して、暗証番号を合わせて中にある鍵を取り出すものです。
今、賃貸物件ではほとんどがこのキーボックスを介して鍵の貸し借りを行っています。
管理会社さんに電話して暗証番号を教えてもらい、お客さまをご案内後、またキーボックスに鍵を返す。
昔は水道メーターの中に鍵を入れておくとか、管理会社さんに鍵を預かりに行くというパターンが多かったですね。

じつは丸順不動産ではこのキーボックスは使用していません。
当社が管理したり入居者を募集している物件は基本的に当社の立ち会いでご案内をしてもらっています。
いくつかの物件を連続してご案内する不動産屋さんにとっては当社との時間の調整が必要だし、こちらも忙しいときでも時間をやりくりして現地に行かないと行けないという負担はあるのですが、まだ当面はこのやり方を変える予定はありません。
生産性が重視されるこの世の中で、生産性を無視ししたとってもアナログなやり方です。

やはり、これは家主さんに対しての責任と思っています。
お客さまが内見するときに立ち会っていないと、どんな方が入居を申し込んで下さったのかがまったくわかりません。
家主さんから「どんな方?」と聞かれても、入居申込書に書いてある氏名と住所と生年月日とお勤め先くらしかお伝えする材料がないのです。
やっぱり現地でお客さまと雑談したりすることによってどんな方なのか雰囲気をつかんだり、物件の短所長所をちゃんと理解していただいた上で入居していただくのとそうでないのとでは雲泥の差があると思っています。
内見するお客さんも物件のことをほとんど知らない不動産屋さんに説明してもらっても本当に知りたい情報は得られないですよね。
管理会社である当社が立ち会うとお隣の方のことや住宅設備についての注意事項とかいろいろご説明が可能です。

キーボックスを使わない理由はそんな感じです。
こちらが都合を付けることができず、日時の調整も出来なかった場合はやむを得ず鍵をお貸しするケースもたまにありますが…。
逆に私が他社の管理物件をご案内する際にキーボックスが設置されていたら、使用後は必ず写真のように『8888』に合わせて帰ります。
家主さんと管理会社さんに幸運が訪れますようにと祈りながら。

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