ぎゅっと握りしめているものを手放すのは難しいものですね
ぎゅっと握りしめているものを手放すのは難しいものですね。昨日、1年半ぶりの開催となる『昭和なまちのバイローカル』に参加してきました。2年ほど前にバイローカル実行委員の引退宣言をしているので、お客さんとしての参加です。ちょろちょろっと実行委員会の打ち合わせに参加したりしていましたが、開催日が近づくにつれて心境の変化がありました。
「中途半端に関わるのはやめよう…」。自らを『ご隠居さん』と呼びながらも、なんだか『ご意見番』になってしまいそうな気がして。だから、前日も当日も、開催翌日の後片付けもなにも一切お手伝いしませんでした。当日は、開催時刻の1時間半程前に会場入りしたものの、あわただしく動き回っているメンバーを見ながら、会場の隅っこでただ突っ立っているだけ。「手伝いたいな」「手伝わないと!」という気持ちとずっと向き合いながらその様子を見ていました。なかなかつらい時間でしたが、なにもしないままに開始時刻になると吹っ切れたような気持ちになりました。
なにをそんなに意固地になってるのか?と自分でも思いますが、世代交代が必要だからスペースを空けないといけないという気持ちと、いつまでも主(ぬし)のように居座っていることは老害につながると思った2年前の気持ちに昨夜でやっと決着をつけることが出来ました。もう、私が口を出したり、手伝わなくてもこんなに素敵なマーケットを開催できてるんだから、すがすがしい気持ちでご隠居さんになれます。
ただ、素直な感想を書かせてもらうと、バイローカルも新しいフェーズに入ったなと思うこと。10年前に始めた頃はバイローカルはイベントではなく『運動』や『ムーブメント』であることを意識しながらやっていました。昨夜のナイトバイローカルの様子を見ていると明らかに違うフェーズに入ったことを実感しました。それが、良いとか悪いとかを言ってるのじゃないので誤解の無いように。今の時代に合う新しい表現方法で『運動』や『ムーブメント』を体現していくのだろうと感じた次第です。
個人的にはバイローカル運動は続けていくし、お店の紹介にとどまらずに『地元』をしっかりと見つめて、この町がもっと暮らしやすいよい町になっていくような、そう、私自身も新しいフェーズに入ることを目指してまずは仕事にしっかりと取り組んでいきたいと思います。
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