陰影のある暮らしに憧れています
先日、夜の見学会を開催した阿倍野区阪南町5丁目の長屋です。あまりお客さんも来られなかったので、照明器具を調整しながらたくさん写真を撮りました。長屋はその構造から窓が少なくて暗い印象があります。でも、それが長屋の魅力であったりするのですが、そんな風に思っているのは私のような一部のマニアだけなんでしょうね(笑)
今の日本の住まいは明るすぎるんじゃないか?とずっと思っています。特に自分の家。白色のLEDや蛍光灯で部屋の隅々まで光が届いています。それはそれで快適なんですが、年齢のせいかだんだん明るすぎる環境がしんどくなってきました。5年ほど前から軽い不眠症に悩まされていますが、明るすぎる部屋も原因のひとつではないか。
部屋の中に影をつくらないのが現代の暮らし方かもしれませんが、そんな明るい夜にそもそも人間は適応していないんじゃないか(かなり大きな話になってきました笑)。古代は焚き火で生活していただろうし、その後は松明やかがり火、そして100年ちょっと前までは油を灯したり蝋燭(ろうそく)で暮らしていたんですからね。
夜は暗いのが当たり前。明るいところがあればその反対側には影ができる。そういう陰影のある暮らしに憧れています。
----------
丸順不動産株式会社 小山隆輝(こやまたかてる)
電話 06-6621-0201
メール koyama@marujun.com
当社の物件は、下記の物件ブログに掲載しています。
暮らしと商いの不動産(丸順不動産の物件ブログ)
https://marujun.cocolog-nifty.com/fudousan/
« 豊臣秀吉の時代からあるんじゃないか? | トップページ | もものこぶんこ »
コメント